FXで借金を作ってしまう原因や特徴とは？追証を避ける方法や返済ができない場合の対処法

「FXは借金のリスクがあるから怖い」
「FXが原因で借金をしたくないので対処法を知りたい」

テレビのニュースや雑誌では、FXで借金を抱えた人の特集を見た結果、危険なイメージを持っている人もいるでしょう。

ただ、借金を抱えている人がどのくらいいるのか、避ける方法はないのか疑問を持っている人も多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

– FXで借金を抱える人の割合
– 借金を抱える原因と対処法

この記事を読めば、FXで借金を負うリスクを大幅に減らす方法を知ることができます。これからFXを始める人は、ぜひ参考にしてみてください。

FXで借金を抱える人の割合

FXで借金を抱える人の割合は多くありません。
金融先物取引業協会が発表している「FX取引における個人のロスカット等未収金発生状況（2022年9月〜2023年8月）」からもそのことがわかります。

このデータでは、FX業者がロスカットにより発生した顧客の損失を回収できていない未収件数は643件、未収金額が987万2,000円という結果でした。

月別に見ても未収件数が多いのは、2022年11月の116件（373万7,000円）と2023年6月が304件（293万8,000円）のみです。

2022年1月〜2023年6月までにFX業者で取引実績のあった口座が、78万口座から84万口座の間で推移していることを考えると、決してFXで借金をしている人が多いわけではありません。

2023年4月〜6月に絞ってみても、稼働口座が79万1,297口座（店頭取引）で未収金の発生した件数が384件のため、取引している人のうち借金が発生したいのは0.04％くらいです。

ただし、過去には急激な為替レートの変動によりロスカットが執行されず、未収件数が1,000件以上発生した月もあります。

為替相場ではときどき急激な為替レートの変動が発生するため、借金を抱えないように注意しておきましょう。

FXで借金を抱える5つの原因

FXで借金を抱える原因としては、以下の5つが当てはまります。

1. FXを始めるために借金をした
2. 損失を取り戻すために借金をした
3. ロスカットが執行されずに追証が発生した
4. 禁止行為をしてゼロカットシステムの対象から外れて損をした
5. 投資の勧誘で借金をしたが詐欺だった

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

1. FXを始めるために借金をした

1つ目は、FXを始めるためのお金がないときに消費者金融やカードローンで借金をするケースです。

レバレッジ25倍のFX業者でドル円（1ドル150円の場合）を取引する際に1万通貨のポジションを保有するためには、6万円を口座に入金する必要があります。

150円×1万通貨÷25倍=6万円

しかし、FXに興味があるけどお金を持っていない場合は、消費者金融やカードローンでお金を借りることになります。

お金を借りた場合、取引で損をした場合でも返済をしなければならないため、借金だけが残ってしまうのです。

2. 損失を取り戻すために借金をした

2つ目は、損失を取り戻すために借金をしたケースです。このケースに陥る原因は、

トレーダーが必要以上に損失を嫌っていたり、もう一度取引をすれば取り返せると考えていたりするからです。

FXで10万円を入金したもののロスカットにより9万円を失ったと仮定します。レバレッジ25倍の国内FX業者を使用していて、口座内の資金が1万円しかなかった場合、2,000通貨の取引さえできません。

そこで損失を取り戻すために、消費者金融やカードローンで借金をします。しかし、取引で損をした場合、多額の借金の返済だけが残ります。

3.ロスカットが執行されずに追証が発生した

3つ目は、ロスカットが執行されずに追証が発生したことによるものです。

FX業者は顧客の損失の拡大を防ぐ目的でロスカットと呼ばれる制度を導入しています。

しかし、為替レートが急激に変動した場合、稀にロスカットが遅れたり執行されなかったりするケースがあります。

そうなった場合、国内のFX業者から指定の期日までに追加で証拠金の入金（追証）を求められます。

しかし、請求された金額を期日までに用意できない場合、FX業者から足りない金額の請求をされるのです。

IronFXでは、ゼロカットシステムにより、追証を請求していません！

ロットを上げすぎていた場合、数百万円以上の借金を抱える人もいます。

このことは以下のように、FX業者の取引規約にも明記されているので注意が必要です。

第13条8項　

当社は、お客様が当社の指定した日までに債務を弁済しない場合は、事前に通知することなく、前項の規定により留保された金銭及び代用有価証券をもって当該債務の充当することができるものとします。この場合において、その充当につき不足が生じるときは、不足額についてお客様から追徴するものとします。

出典：DMM FX|店頭外国為替証拠金取引（DMM FX）約款  

なお、ロスカットが遅れたり執行されなかったりするのはFX業者が悪いと考える人もいますが、多くのFX業者では取引規約に責任は負わないと明記しています。

第12条　2項

ロスカットについて、当社の定める基準を大きく超えて約定した場合又は、ロスカットの約定により、お客様が預託した証拠金以上の損失が発生した場合においても、当社はその責を負わないものとします。 

出典：DMM FX|店頭外国為替証拠金取引（DMM FX）約款

追証のあるFX業者では、借金をするリスクがある点は把握しておきましょう。

4. 投資の勧誘で借金をしたが詐欺だった

近年、FXの投資詐欺に遭って借金を抱えている人が増えています。

例えば、高額な投資スクールに勧誘して確実に利益が出ると誤認させた上で情報商材の購入を促されることがあります。情報商材を購入するお金が足りないと伝えた場合、消費者金融を案内されるのです。

しかし、情報商材を購入しても、FXで利益が得られるわけではありません。その結果借金だけが残ってしまいます。

他にもさまざまなFXに関する詐欺がありますが、多額のお金を要求されるようなら見送りましょう。

FXで借金を作ってしまう人の特徴

FXで借金を作ってしまう人の特徴について知っておくことは重要です。以下のような特徴に当てはまる場合は、今後FXで借金を作る可能性が高いので注意しなければなりません。

1. 感情的になりやすい人
2. 簡単にたくさんの利益を得た経験がある人
3. ハイリスク・ハイリターンの取引が好きな人

なぜ、これらの特徴が借金を作る可能性が高いのか、詳しく見ていきましょう。

1. 感情的になりやすい人

感情的になりやすい人は、FXで借金をする傾向があります。取引中に以下のような考えがある人は注意しなければなりません。

– 損切りを躊躇したりナンピンしたりすることがある
– 損をしたらなんとしてでも取り返そうと考える
– 含み損があるときは、イライラする

何度も損切りをしなかった場合、多くの人が大きな損失を被ることになります。

また、損をしたくないからとポジションを追加するナンピンは危険な取引方法です。

ナンピンをすると、反転しなかった場合に含み損がさらに増えやすくなる ため、

取り返しのつかないほど損失額が膨れ上がることがあります。

FXの取引で感情的になると良いことはありません。例えば、損切りをしなかった結果、反転して利益を得られることはあります。しかし、

借金をしないためには、感情的な取引を避けなければなりません。

2. 簡単にたくさんの利益を得た経験がある人

ビギナーズラックなどで簡単にたくさんの利益を得た経験がある人は、借金をしやすいといわれています。

なぜなら、運良く利益を得ると過剰な自信を持ちやすいため、ロットを上げすぎたり多くのお金をFXに突っ込む人がいるからです。

その結果、最初に口座へ入金した金額が底をついても、借金をして取引にのめり込んでしまうのです。

3. ハイリスク・ハイリターンの取引が好きな人

ギャンブルの経験があるなど、もともとハイリスク・ハイリターンの取引が好きな人は、FXでも借金をする可能性があります。

なぜなら、

大きな利益を狙おうとしてロットを上げすぎる人が多いからです。

 限界ギリギリまでロットを上げて取引する人もいますが、失敗するケースの方が多いため、あっという間に口座の資金をほとんど失うでしょう。

FXで借金を作らないための方法

FXで借金を作らないためには、いくつか方法があります。

1. 余剰資金で取引をする
2. 損切りをする
3. ロットを上げすぎない
4. 未経験者はデモ口座から始める
5. 許容損失額を決める
6. 海外FX業者を利用する

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

1.余剰資金で取引をする

FXで借金をしないためには余剰資金で取引しましょう。余剰資金であれば、取引で損失を被っても、生活ができないといった事態には陥りません。

精神的に落ち着いて取引ができるので、借金をすることにつながりにくくなります。

一方、

お金に余裕のない状態では、損失を被る事態を避けようとするあまり感情的な取引が増えてしまいます。

継続的に利益を得るためには、余剰資金で取引しましょう。

2.損切りをする

借金をしないためには損切りをして損失額を抑えることが重要です。

損切りをしなかった場合、含み損が想定以上に増えやすくなります。

例えば1ロット（10万通貨）のポジションを保有した後、20pips逆行した時点で損切りをすれば損失額は2万円で済みます。

しかし、80pips逆行してようやく損切りをしたケースでは、8万円も失います。

損失額を抑える習慣を付ければ、借金を作ってしまうような取引をしなくて済むでしょう。

3.ロットを上げすぎない

FXで借金を作る人は、概ねロットを上げすぎて大きな損失を被る傾向があります。

特にレバレッジの高いFX業者を利用してロットを上げた場合、利益を増やしやすい反面、大損するリスクも高くなります。

借金するのが怖いと感じている人は、小さいロットで取引するようにしましょう。

4.未経験者はデモ口座から始める

FXの取引経験がない人は、いきなり資金を入金して取引するのではなく、デモ口座から始めることをおすすめします。

最初は、デモ口座から始めて、どのくらいのロットならリスクが高くないのかを経験してみましょう。

5.許容損失額を決める

なぜなら、知識や経験のない状態でFXで利益を得るのは難しいからです。加えて、取引プラットフォームの操作に慣れていなければ、誤操作による損失を被る可能性があります。

取引する前に許容損失額を決めておくのもおすすめの方法です。

許容損失額を決めるには、取引するロットと損切りまでのpipsを計算しなければならないので、自然と資金管理の能力が身につきます。

一般的に

許容損失額は資金の2％〜3％ほどのため、10万円の資金があるなら、1回あたりの許容損失額は2,000円〜3,000円以内です。

仮に0.1ロット（1万通貨）で取引する場合、損切りまでの値幅は20〜30pipsとなります。損切りまでの値幅をもっと伸ばしたいのであれば、ロットを落とすしかありません。

このようにあらかじめ許容損失額を決めておけば、借金を負う可能性が低くなります。

6.海外FX業者を利用する

どんなに注意してもFXではロスカットが執行されずに借金を負うリスクがあるから怖いと考えている人は、海外FX業者の利用をおすすめします。

ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を利用すれば、追証を請求されません。

つまり借金を負うリスクがないので、レバレッジが高いFX業者を使っていても落ち着いて取引しやすくなります。

ゼロカットシステムについての詳細は、下記の記事も参考にしてください。

特に口座開設時や入金時にボーナスをもらえるキャンペーンを開催している海外FX業者をおすすめします。

ボーナスは証拠金の代わりに使えるものです。例えば100％入金ボーナスキャンペーンを開催しているFX業者の口座に5万円を入金した場合、ボーナスを5万円もらえるので、10万円の証拠金から取引を始められます。

5万円（入金した現金）+5万円（ボーナス）=10万円（証拠金）

https://www.ironfx-id.com/ja/media/zerocut/

さらに、トレードで全額を失ったとしても、実際に失うお金は入金した5万円分の現金のみです。

ボーナスを提供していないFX業者に10万円を入金するよりも、負けたときの損失額を抑えやすくなります。

FXに怖いイメージを持っている人は、借金を負うリスクのない海外FX業者の利用を検討してみましょう。

FXで借金を作ったケースの対処法

万が一、FXで多額の借金を作ってしまった場合どうなるのか不安な人もいるでしょう。そこで、以下の2つのケースに分けて、借金をした場合にどのように対処すれば良いのか解説します。

1. FX業者から借金をしたケース
2. 消費者金融やカードローンで借金をしたケース

それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

1.FX業者から借金をしたケース

追証を求められた場合にすぐの支払いが難しいケースでは、まずFX業者へ連絡します。

すぐに連絡をすれば、借金の分割払いに応じてくれる可能性があります。

一方で、連絡もなしに3ヵ月以上放置し続けていた場合、裁判所を通して支払いの督促が送られてきます。そうなってからでは、分割払いに応じてもらいにくくなるので注意が必要です。

なお、FX業者からの借金を返済できない間は、一定の利率をかけた遅延損害金が発生するので注意が必要です。

2.消費者金融やカードローンで借金をしたケース

消費者金融やカードローンから借金をしたケースについては、返済期日が来る前に分割払いに変更して毎月の支払い額を減らせるか試してみましょう。

返済日までに指定の金額を返済できない場合は、返済に遅れた場合であってもすぐにお客様サポートに連絡して、支払いを待ってもらうか分割払いの相談をしましょう。

とはいえ、借金が数百万円以上に膨れ上がっている場合に自分の力で返済しようとするのは危険です。

返済が難しい場合は、個人再生や自己破産ができそうか弁護士に相談することをおすすめします。

一般的にFXで作った借金は裁判所から免責（借金を支払う責任を負わないこと）を得られないので自己破産は難しいと考えている人も多いでしょう。

しかし、FXやギャンブルをしているという理由で免責が認められないケースは、多いわけではありません。

実際には、裁判所の裁量によって自己破産が認められる可能性もあるため、まずは弁護士へ相談してみましょう。

FXで借金をしたくない人にIronFXをおすすめする理由

FXに興味はあるけど借金を負いたくない人には、以下の理由により海外FX業者のIronFXをおすすめします。

1. ゼロカットシステムを採用している
2. ボーナスがもらえる
3. 最大1,000倍のレバレッジで取引できる

IronFXをおすすめする理由について詳しく見ていきましょう。

1.ゼロカットシステムを採用している

IronFXはゼロカットシステムを採用している海外FX業者です。万が一、

含み損が著しく増加して口座残高がマイナスになっても、追証を請求されることはありません。

借金を負うリスクがないため安心して取引ができます。

なお、IronFXでマイナス残高をゼロカットするには、自動でされることもありますが、されない場合にはカスタマーサポート（support@IronFX.com）に連絡すればマイナス分の残高が０になります。カスタマーサポートに連絡後、遅くとも1営業日以内にゼロカットが行われます。

2.ボーナスがもらえる

IronFXでは、3種類の入金ボーナスキャンペーンを開催しています。

資金の少ない人は、100％無制限シェアリングボーナスを使えば、証拠金を増やして取引を始められます。

資金が多い人は、クッション機能付きの40％パワーボーナスや20％アイアンボーナスがおすすめです。

クッション機能とは、ボーナスを証拠金として使える機能のことです。

クッション機能があるボーナスであれば、含み損が拡大してもロスカットされにくくなります。

そのため、大きな損失を被る可能性が低くなるのです。

3.最大1,000倍のレバレッジで取引できる

IronFXでは最大1,000倍のレバレッジで取引ができるため、ポジション保有に必要な証拠金が口座残高を圧迫しにくくなります。

以下の表はレバレッジが25倍のFX業者と1,000倍のIronFXでドル円（1ドル150円）を1ロット（10万通貨）取引するのに必要な証拠金です。

資金が70万円ある場合、レバレッジが25倍のFX業者では100pipsほどの含み損しか耐えることができません。

しかし、レバレッジ1,000倍のIronFXなら、590pipsほどの含み損に耐えることができます。

レバレッジの高いIronFXの方がロスカットによる損失を避けやすいでしょう。

まとめ：海外FXなら借金のリスクはない

FXでは、急激な変動によりロスカットが執行されずに借金を抱えるリスクがあります。

しかし、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者なら、口座残高がマイナスになってもゼロに戻してくれるので、借金を負うリスクはありません。

FXに怖い印象を持っている人や初めて取引する人でも安心して取引できるでしょう。

おすすめの海外FX業者はIronFXです。

IronFXはゼロカットシステムを導入しており、入金ボーナスキャンペーンも開催しています。

特に100％シェアリングボーナスは資金の少ない人におすすめのキャンペーンです。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。