FRBの金融引き締め路線は米ドルに強気な傾向を与え、米ドルは金曜日に他の通貨に対して上昇した。
メスタークリーブランド連銀総裁が金曜日に、インフレ率がFRBの目標である2%まで低下することは2年間ないと予想している一方、他の政策立案者はさらに75bpの利上げが必要と見ている。
FRBの金融引き締めが米国経済の下落をもたらす可能性に対する市場の懸念は高まっているようで、リスク資産に重くのしかかる傾向にあるが、金曜日の米国株式市場は安定する傾向にあった。
なお、本日は米国が祝日のため、米国の決算発表やFRB政策担当者の発言はなく、薄商いになるだろう。
また、豪ドルに注目すると、金曜日には中国経済の需要面への懸念が広がり、米ドルに対して下落する傾向があり、鉄鉱石価格が下落したことが特徴的だが、今日のアジア時間で豪ドルはいくらか回復した。
明日のアジア時間には、RBA の前回会合議事録の発表が予定されており、その前にはロウ RBA 総裁によるスピーチが予定されている。
本日のその他の注目点
本日は、ドイツの5月PPI率の発表が予定されており、その結果ユーロが下落するだろう。
今週の指数発表
火曜日:英国の6月鉱工業受注(CBI)動向、カナダの4月小売売上高
水曜日:ニュージーランドの貿易統計、英国とカナダの消費者物価指数、5月の消費者信頼感指数の速報値、6月のユーロ圏の消費者信頼感指数、チェコ共和国のCNBの金利決定
木曜日:オーストラリア、日本、フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国の6月のPMI速報値、英国の6月のCBI流通取引、米国の週間新規失業保険申請件数、ノルウェー銀行の金利決定、トルコ中央銀行の金利決定
金曜日:日本の5月の消費者物価指数と英国の小売売上高、ドイツのIFO企業景況感指数、米国の6月のミシガン大学消費者信頼感指数の最終結果
US 500 Cash 4時間チャート

Support: 3630 (S1), 3520 (S2), 3415 (S3)
Resistance: 3750 (R1), 3870 (R2), 3985 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Support: 0.6910 (S1), 0.6825 (S2), 0.6750 (S3)
Resistance: 0.6970 (R1), 0.7050 (R2), 0.7135 (R3)



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