FOMC7月会合議事録は本日公表予定

本日のアジア時間序盤、ニュージーランド準備銀行は現行の金利水準を維持する一方、コアインフレが容認できないほど高いことを改めて強調した。米国時間には、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が昨日、さらなる利上げが必要かもしれないと発言したことを受け、市場参加者はFOMC7月会合議事録の公表を心待ちにしている。

昨日の取引で米小売売上高コア指数が予想を上回ったことは、FRBが高金利を課しているにもかかわらず、米経済が底堅いことを示している。フィッチ格付け会社は、先週のムーディーズ格付け会社による米地銀10行の格下げに続き、米銀の格下げを実施するだろうと警告した。

カナダのコア消費者物価指数は予想を上回り、カナダ経済にインフレ圧力が依然残っていることを示唆。金は重要な心理的レベルである1900ドルに近づきつつある。小麦は、黒海の情勢が悪化しているにもかかわらず、輸出は通常通り行われているとの報道が相次ぎ、下落が続いている。株式市場では、ホームデポ（#HD）が市場予想を上回った。

その他の注目材料

本日の欧州市場では、英国の7月消費者物価指数、ユーロ圏の第2四半期GDP速報値、6月鉱工業生産が発表される。米国市場では、7月の米住宅着工件数と鉱工業生産率に注目。明日のアジア時間では、まず日本の6月機械受注統計、7月輸出統計、7月貿易収支統計、そしてオーストラリアの7月雇用統計が発表される。金融関連では、本日深夜の米国市場でFOMC7月議事録が発表される。