スイス規制当局はクレディ・スイスの株価が5日間で26%も下落したことを受け、UBSに323億ドル(4200億円)でクレディ・スイスを買収するよう仲介した。スイス中銀がクレディ・スイス救済を講じても市場の動揺を抑えられなかったため、銀行業界を保護するため歴史的とも言える仲介を行わざるを得なかった。
仲介を成功させるため、規制当局は傍観を余儀なくされたUBSおよびクレディ・スイスの株主の承認を回避するだけでなく、銀行に対する規制を修正した。 ブルームバーグは、この仲介のインセンティブとしてスイス中銀はUBSに対し1000億ドルの流動性資産を提供したと報じている。それに加え、ラガルドECB総裁は、仲介の公表のあと、「スイス当局の迅速な行動と決断を歓迎する。秩序ある市場と財政的な健全性を取り戻すために実用的な判断である」と述べたという。
歴史的な統合決定のあと、日欧米6カ国地域の中央銀行は米ドルを毎日供給すると発表した。 先週発表されたECBの報告では、銀行業界に深刻な懸念があることを示し、以前公表された「ECBは流動性資産を供給する準備が整っている」とのコメントに再び触れ、市場の動揺を抑えようとしている。 それらに加え、研究者が13日に発表した報告書によれば、「経営破綻した10の銀行のうち、1つは1兆ドルの資産を持ち、3つは1兆ドル未満2000億ドル以上の資産を持ち、3つは1000億ドル未満500億ドル以上の資産を持っていた」とされている。
中央銀行がその決定をもって市場の動揺を抑えられるのであれば、オペレーションはスムーズに戻るであろうが、予断を許さない状況が続いているため、不確実性は以前残るであろう。
その他の注目材料
ヨーロッパ時間では独の2月生産者価格、欧州圏1月貿易収支が発表される。本日遅くにはニュージーランドの2月貿易収支および中国の習近平がロシアを訪問する。
今週の指数発表
火曜日のアジア時間からヨーロッパ時間にかけて独3月ZEW指標、その後カナダの1月小売売上高並びに2月消費者物価指数が発表される。水曜日にイギリスの2月消費者物価指数および3月CBI工業注文数傾向が発表される。同日のハイライトはFRBによる利率決定会合である。木曜日には米国初回失業保険申請者数および欧州圏3月消費者信頼指数(速報値)が発表される予定。同日、金融面ではスイス中銀、中国銀行、ノルゲバンク、およびイングランド中銀が利率決定を行う。金曜日にはオーストラリア、日本、ドイツ、フランス、英国、米国、及び欧州圏の購買担当者指数(速報値)がそれぞれ発表され、日本の2月消費者物価指数並びに英国2月小売売上高が発表される予定。
USD/JPY 4時間チャート

Support: 130.40 (S1), 128.90 (S2), 127.05 (S3)
Resistance: 134.65 (R1), 137.55 (R2), 139.45 (R3)
USD/CHF 4時間チャート

Support: 0.9250 (S1), 0.9165 (S2), 0.9070 (S3)
Resistance: 0.9325 (R1),0.9435 (R2), 0.9525 (R3)



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