インデックス(指数)は、ある銘柄群の総合的なパフォーマンスを追跡するものです。つまり、株式市場のパフォーマンスは、インデックスの動きによって表示されます。これらのインデックスは、時価総額、企業規模、または各組織が適切と考えるその他の分類によって組み立てられています。インデックスまたはマーケット・インデックスとは、取引所に上場している株式のセグメントまたはグループのリストであり、原株式に関連する財務データの統計的計算に基づいてそれらの集団のパフォーマンスを測定するものです。
FTSE100を例にとると、ロンドン証券取引所に上場している主要企業100社を対象としています。指数取引なら、1つのポジションを持つだけで、一度に多くの市場にアクセスするチャンスが得られます。
トレーダーは原資産を所有することなく、上昇または下落するインデックス価格に投機します。彼らは、MT4のような最高のインデックス・トレーディング・プラットフォーム上でこれを行ないます。他の市場と比較して取引時間が長いため、指数市場には高い流動性があります。このため、チャンスとリスクへのエクスポージャーが長くなります。
インデックス取引を行なうメリット
インデックスは、市場における投資価値を追跡するための代表的なポートフォリオです。代表的な基準には、地理的なものから経済の成長状況まで、ありとあらゆるものがあります。インデックスは、市場における様々なセグメントを比較するためのベンチマークとして使用されます。また、インデックス・ファンドの組成・維持の基礎となり、個々の原資産銘柄を保有することなく、市場の特定セグメントへの投資を容易にします。さらに、分散されたポートフォリオでは、保有するポジションが市場トレンドに反している場合、セクター間やセクター内からの予期せぬ値動きのリスクをヘッジするのに役立ちます。
インデックス取引は、選択された指標によって、特定のセグメントに対する異なる視点を提供します。マーケット・インデックスは、これまでのトレーディング方法に変革をもたらしました。これらの複合指標により、市場の動きを非常に効率的に追跡することができます。取引所にとってはスマートウォッチのようなものです。投資家に行動を起こさせるきっかけとなり、また証券取引所の現在のムードを理解するのに役立ちます。
インデックスを取引する方法は?インデックス取引に使用する金融商品
インデックスは、投資家の財務目標によって、様々な市場や金融商品を通じて取引することができます。
スポット市場(現物市場またはキャッシュ市場とも呼ばれます) - これらの市場は、フォーカスしているインデックスに含まれる資産のスポット価格、すなわちマーケットプライス(市場価格)を表示し、追跡します。スポット市場のインデックスに記載されている原資産は、リアルタイムの受渡しまたは決済のために、スポット価格で取引することができます。ここで言う受渡しとは、原資産の全額を直ちに支払って取引を決済するという契約を意味します。原資産は、株式だったり、コモディティだったりします。
デリバティブ市場 - この市場は、インデックスに記載されているデリバティブ商品の価格を追跡し、そのボラティリティに対する投機を行なうものです。これらの市場は通常、即時受渡しではなく、将来のある時点で決済することにより機能します。先物、オプション、CFDなど、インデックス取引を行なうための複数のデリバティブ商品があります。デリバティブ市場の背後にある考え方は、それが追跡するベンチマークとなるインデックスのリターンを再現するということです。
インデックスには、定義された基準に従って動くため、市場の動きやトレンドが自明となり、原資産の基準が明確である限り、曖昧な動きをすることはありません。投資家が特定のインデックスを直接取引することができない場合、機関投資家のファンドマネージャーが、投資家がインデックスの動きを推測しやすくするために市場に導入したインデックスファンドというものがあります。
株価指数の取引には、CFD(Contract for Difference:差金決済)という方法があります。これは、原資産となる株式を保有することなく、市場の一部を構成する指数の価格差に着目して投機する人気のツールです。政治的な誘因や自然環境などに基づく特定セクターの変動に目を向け、エントリー価格とクロージング価格を管理することにより、利益を上げることができます。
また、ETF(Exchange-Traded Funds:上場投資信託)は、インデックスの動きに連動して、ファンド内の銘柄の合成値を算出し、市場への投資に利用する方法です。
どのインデックスを取引すべきですか?
ダウ平均株価とS&P500は、今日取引するのに最適な指数の一つです。前者は世界で最も古く、最も人気のある株式市場の指数の一つで、公開取引されている米国のトップ企業30社の価格を追跡しています。後者は、米国市場の大企業500社を含み、合計で米国の時価総額の80%以上を占めています。
インデックスは一般的に4つに分類されます。
- S&P500、ダウ平均、ナスダック総合株価などの米国大型株
- ラッセル2000、S&Pスモールキャップ600などの米国小型株
- MSCI EAFE、MSCI エマージング・マーケットなどの海外株式
- ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル・アグリゲート・ボンドなどの債券
これらは初心者におすすめのベストな取引指数でもあります。後半の2については、以下の方法でインデックス・トレーディングを始めることができます。
- 監視したいインデックスを選択する。
- あなたのインデックスに連動するファンドを選ぶ。
- 特定のインデックス・ファンドの株式を購入する。
インデックスへの投資
金融市場は市場の需給に大きく影響されるため、慎重に取引する必要があります。常にヘッジの仕組みが必要であり、投資資金の大部分を保護するためには、すべての投資資金を一つのバスケットに入れるべきではありません。金や不動産などの現物商品への投資は、ポートフォリオのバランスを保ち、市場投資家をこうした不測のリスクから守ってくれます。
MT4での取引は、シームレスな経験と、各投資家がそれぞれ独自の取引スタイルを選択できるよう、多くの選択肢を提供しています。インデックス取引は、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持つプラットフォームを通じて、極めて直感的に行なうことができます。
免責事項:
この情報は、投資アドバイスや投資推奨ではなく、マーケティングコミュニケーションと見なされるものです。