1月のPMI速報値に注目

水曜日にはFRBの金利決定が発表され、同日BoCの金利決定が発表されるため、市場の注目が集まる中、米ドルは他の通貨に対してやや安定的に推移している。カナダの11月小売売上高が目標を下回り、カナダドル投資家を失望させたため、原油価格が強気な傾向にあるにもかかわらず、カナダドルは米ドルに対して下落した。

今日の市場の関心は、フランス、ドイツ、英国、米国の1月PMI速報値の発表に向けられているようだ。この地域の経済大国とされるドイツの製造業と、英国のGDPの大部分を占めるサービス業の数値に注目したい。

これらの数値が実際に上昇した場合、各経済セクターの経済活動がより速く拡大したことを意味するため、関連する通貨が上昇するだろう。また、オーストラリアの消費者物価指数にも豪ドル投資家が注目している。

オーストラリア経済のインフレ圧力が高まるようであれば、オーストラリアドルには次回の金融政策決定会合で実際に金融引き締めを求める圧力が高まるため、何らかの上昇材料が得られる可能性がある。米国の株式市場については、FRBによるより積極的な金融引き締めを市場が織り込んでいるため、金曜日も暴落が続いていたことに注意する必要がある。

今週の指数発表

25日（火）：ドイツの1月のIfo指標、英国の1月のCBI産業動向、米国の1月の消費者信頼感指数、ニュージーランドの12月の貿易統計 26日（水）：FRBの金利決定とBoCの金利決定、ニュージーランドの第4四半期の消費者物価指数 27日（木）：ドイツの2月のGfK消費者センチメント、英国の1月の流通貿易指標、米国の12月の耐久財受注増加率、週間新規失業保険申請件数、第4四半期のGDP先行率 28日（金）：日本の1月の東京都消費者物価指数、米国の12月の消費税率と1月のミシガン大学消費者態度指数の最終結果

EUR/USD 4時間チャート