「FXで利益を出せる仕組みがわからない」
「FXの仕組みは他の金融商品と何が異なるの?」
初めてFXの取引をする方は、どのような仕組みで利益を出せるのか、他の金融商品と何が異なるのかよくわからないのではないでしょうか。どのような仕組みで損益が発生するのか理解していなければ、利益が狙えないだけでなく、損失を被るかもしれません。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
・ FXで損益が発生する仕組み
・ FXならではの仕組み
・ 知っておくべきリスク
この記事を読めば、FXの仕組みについて知ることができます。FXの取引が初めての方は、ぜひ参考にしてみてください。
FXの意味や仕組み
FXとはForeign Exchangeの略称で、外国為替証拠金取引とも呼ばれており、外貨を買ったり売ったりして利益を得る金融商品のことです。
FXは2ヶ国の通貨の交換により取引を行います。例えば、米ドル円の場合は米ドルと円を交換します。この際、2つの国の通貨の組み合わせを通貨ペアと呼ぶので覚えておきましょう。
FXで利益を出す際に必ず確認するのが通貨ペアの為替レートです。為替レートは需要と供給によって決まる価格のことです。米ドル円を例に説明すると、円よりも米ドルを買いたい需要が高くなると米ドル円の為替レートが上昇します。
一方、米ドルよりも円を買いたい需要が高くなった場合は、米ドル円の為替レートは下落します。
FXで利益を得る方法
FXで利益を得るためには以下のいずれかの方法があります。
1. 為替差益で利益を得る方法
2. スワップポイントで利益を得る方法
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
1.為替差益で利益を得る方法
最初に紹介する方法は、
日々変動している為替レートの値動きが上昇するのか下落するのかを予測して、買値と売値の差額により利益を得る方法です。
FXでは、基本的には為替差益を得る方法で利益を狙います。 例えば、
米ドル円が150円のときに買って、160円になったときにすべて売却した場合は、差額の10円分の利益を得ることができます。
また、実際の取引では、1通貨ではなく1,000通貨や1万通貨分の取引を行う人がほとんどです。
利益は取引量×差額で計算するので、1,000通貨取引した場合の利益は1万円となります。
1,000通貨×10円=1万円
為替差益を狙う方法では、新規注文したレートと売却したレートの幅が長く、取引量が多いほど、得られる利益は多くなります。
2.スワップポイントで利益を得る方法
2つ目に紹介するのは
スワップポイントで利益を得る方法です。
スワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれていて、株式の配当金や預金の金利のようなもので、ポジションの保有期間1日毎に利益を得ることができます。
よって、為替差益で稼ぐ方法のように為替レートが大きく動かなくても利益を得られる可能性があります。
スワップポイントを受け取るためには、基本的に金利の高い国の通貨を買って、金利の低い国の通貨を売る必要があります。
例えば、低金利の日本円(政策金利は2023年9月時点で-0.10%)を売って、高金利のトルコリラ円(政策金利は2023年9月時点で30.0%)や南アフリカランド円(政策金利は2023年9月時点で8.25%)を買って利益を狙うのです。
2022年以降は米国と日本の金利差が拡大したことにより、米ドル円でも多くのスワップポイントを受け取ることができます。
ただし、スワップポイントで受け取れる利益は微々たるものです。
大きいロットで取引すれば受け取れるスワップポイントも増えますが、その分為替レートの変動により損失を被る可能性が高くなります。

FXが多くの利益を得やすい仕組み
FXには以下の仕組みはあるため、他の金融商品よりも効率的に利益を得やすいといわれています。
1. レバレッジにより数十倍相当の取引ができる
2. 売りからでも利益を狙える
3. 平日ならほぼ24時間取引できる
それぞれの仕組みについて順番に見ていきましょう。
1.レバレッジにより数十倍相当の取引ができる
FXにはレバレッジと呼ばれる仕組みがあります。
レバレッジとは、担保として預けた証拠金の何十倍もの金額の取引ができる仕組みのことです。
本来、米ドル円を1ロット(10万通貨)取引するためには、1,500万円(1米ドル150円の場合)の証拠金を用意しなければなりません。
しかし、レバレッジが25倍のFX業者では取引に必要な証拠金が25分の1で済むので、60万円の資金で1,500万円相当の米ドル円を取引できます。
さらに、海外FX業者なら数百倍〜数千倍のレバレッジで取引できるため、より少ない証拠金で取引ができます。
例えば、レバレッジ1,000倍のIronFXなら15,000円の証拠金を用意するだけで米ドル円を1ロット取引できます。
FXは、レバレッジに関係なく取引量が一緒であれば、得られる利益も変わりません。
以下のように1,500万円が必要なレバレッジ1倍のFX業者よりも3万円で済むレバレッジ500倍のFX業者を利用した方が、効率的に10万円の利益を狙うことができます。
レバレッジ | 米ドル円を1ロット取引するのに必要な証拠金※ | 米ドル円を1ロット取引して100pipsの値幅獲得時の利益 |
1倍 | 1,500万円 | 10万円 |
25倍 | 60万円 | 10万円 |
1,000倍 | 15,000円 | 10万円 |
レバレッジが高いFX業者を利用することで大きいロットのポジションを保有できるので、より多くの利益を狙える可能性があります。
2.売りからでも利益を狙える
FXは株式投資や投資信託とは異なり、買いだけでなく売りからでも入る(新規注文ができる)ことができます。
したがって、為替レートが下落方向に動くと予測した場合は売りから入って下落した後に買い戻すことで利益を得ることも可能です。
下落相場でも利益を得られるので、基本的に買いからしか入れない株式投資や投資信託と比べると、取引のチャンスは増えます。
長期間下落相場が続くような相場であっても、十分利益を狙えるでしょう。
3.平日ならほぼ24時間取引できる
日本の株式に投資する場合は、東京市場が開場している平日日中しか取引するチャンスがありません。よって、昼間に働いている方は、取引のチャンスがあまりないことになります。
しかし、FXは土日を除いてほぼ24時間取引ができます。
なぜなら、基本的に世界の主要な市場が開いているからです。
ウェリントン・シドニー市場の開場時間 | 5時〜16時 |
東京市場の開場時間 | 8時〜17時 |
ロンドン市場の開場時間 | 16時〜26時 |
ニューヨーク市場の開場時間 | 21時〜翌朝6時 |
さらに為替相場はロンドン時間やニューヨーク時間に大きく動くケースが多いので、仕事が終わってから取引を始めても十分利益を得られる可能性はあります。

覚えておきたい損益にも関係のあるFXの仕組み
FXの取引をする際に、以下の仕組みは理解しておきましょう。
1. スプレッドや取引手数料の仕組み
2. ロスカットの仕組み
どちらも損益に関係があるため、必ず把握しておくべき事です。それぞれの仕組みについて順番に見ていきましょう。
1.スプレッドや取引手数料の仕組み
FXの取引では、スプレッドがかかります。
スプレッドとは買値と売値の差を指すもので、取引をする際の手数料に該当します。
為替レートの買値が147.990円、売値が149.010のケースでは、0.2の差がスプレッドにあたります。
よって、取引コストを抑えるためには、買値と売値の差が狭くなるときを狙って取引をしてみましょう。
ただし、スプレッドは利用するFX業者・口座、取引する通貨ペアによって大きく異なります。
例えば、国内FX業者はスプレッドが原則固定かつ狭い水準ですが、海外FX業者は、常に変動しているかつスプレッドが広がりやすいです。
通貨ペア | 米ドル円 | ユーロ円 |
IronFX アブソルトゼロ口座 (変動スプレッド) | 0.6pips | 0.9pips |
XM Zero口座 (変動) | 1.1pips | 2.1pips |
Titan FX Zeroブレード口座 (変動) | 0.8pips | 1.0pips |
AXIORY ナノ口座 (変動) | 1.1pips | 1.0pips |
SBI FXトレード (原則固定) | 0.18銭 | 0.48銭 |
GMOクリック証券 (原則固定) | 0.2銭 | 0.5銭 |
外為どっとコム (原則固定) | 0.2銭 | 0.4銭 |
※海外FX業者は往復の取引手数料を含めた取引コストです。
また、ECN方式の口座ではスプレッドだけでなく取引手数料が必要になるので、取引コストの計算が複雑になります。
さらに、複数の口座を提供しているFX業者では、同じ通貨ペアでもスプレッドが変わることがあります。
以下の表は、IronFXのライブ口座(変動スプレッド)とSTP/ECN口座(スプレッド0pips〜)のスプレッドを比較したものです。
通貨ペア | ライブ口座(変動スプレッド)のスプレッド | STP/ECN口座(スプレッド0pips〜) |
米ドル円 | 2.1pips | 1.35pips |
ユーロ円 | 2.3pips | 1.35pips |
※STP/ECN口座(スプレッド0pips〜)は往復13.5ドルの取引手数料を含めたスプレッドです。
STP/ECN口座(スプレッド0pips〜)の方が狭いスプレッドで取引できることがわかります。加えて、通貨ペアによってスプレッドが変わる点は把握しておきましょう。
通貨ペア | スプレッド |
米ドル円 | 2.1pips |
ユーロ円 | 2.3pips |
ポンド円 | 2.9pips |
米ドルトルコリラ | 83.3pips |
基本的にメジャー通貨と呼ばれる通貨ペアは総じてスプレッドが狭いですが、マイナー・エキゾチック通貨ペアなど流通量が少ない通貨ペアはスプレッドが広がりやすくなります。
2.ロスカットの仕組み
FXでは保有したポジションの含み損が一定水準以下まで拡大すると、投資家の損失の拡大を防ぐために強制的に決済することがあります。
この仕組みをロスカットと呼ぶので覚えておきましょう。
以下の計算式により計算できる証拠金維持率が一定の水準以下になると、ロスカットが執行されます。
純資産(口座残高+含み損益)÷必要証拠金×100
例えば、残高が50万円ある口座で、保有したポジション(必要証拠金は10万円)の含み損が20万円ある場合の必要証拠金を計算すると300%です。
(50万円-20万円)÷10万円×100=300%
一方、同じ条件で含み益が20万円ある場合は、証拠金維持率まで上がります。
(50万円+20万円)÷10万円×100=700%
そして、ロスカット水準は、各FX業者によって異なります。以下の表は国内外のFX業者のロスカットされる証拠金維持率です。
FX業者 | ロスカットされる証拠金維持率 |
IronFXとは | 20% |
XM | 20% |
Titan FX | 20% |
AXIORY | 20% |
SBI FXトレード | 50% |
ヒロセ通商 | 100% |
楽天証券 | 80% |
証拠金維持率の水準が低いほど、多くの含み損が発生してもロスカットされる可能性は低くなります。
他方、証拠金維持率の基準が低いFX業者の方が、含み損が拡大した状態でロスカットされるので、損失額が大きくなるので注意が必要です。
なお、複数の口座を提供している海外FX業者では、口座によってロスカットされる証拠金維持率が異なることがあります。
例えばIronFXの場合、ロスカットされる証拠金維持率が20%以下と50%以下の口座があります。
証拠金維持率20%以下でロスカットされる口座 | ライブ取引口座(スタンダード口座、プレミアム口座、VIP口座) セント口座 |
証拠金維持率50%以下でロスカットされる口座 | STP/ECN口座(ゼロ固定口座、手数料なし口座、ゼロスプレッド口座、アブソルートゼロ口座) |
特に大きいロットあるいは大量のポジションを保有したい場合は、ロスカットされる証拠金維持率が低い口座を選びましょう。
FXの取引におけるリスク
FXでは、為替レートが動くことで利益や損失が発生します。他にも為替レートの動きに影響を与えるさまざまなリスクがあるので覚えておきましょう。
1. 金利変動リスク
2. スリッページの発生リスク
3. FX業者のリスク
それぞれのリスクを理解していなかった場合、想定外の損失を被る恐れがあります。各リスクについて順番に見ていきましょう。
1.金利変動リスク
FXでスワップポイント狙いの取引をする場合は、金利変動リスクに注意してください。
対象国の経済状況や金融政策が変わると、金利が変わることがあります。
金利の変動により、2国間の金利差が縮小した場合、受け取れるスワップポイントが少なくなる可能性があります。
また、金利の変動により為替レートが不利な方向へ変動すると、大きな含み損が発生します。
例えば、多くのスワップを受け取ることができるトルコリラ円の為替レートは、2014年に約54円でしたが、2023年10月時点では約5.3円まで下落しました。
仮に1トルコリラ54円のときに1ロットの買い注文をして、2023年10月時点も保有し続けている場合、50万円近い含み損が発生しています。
スワップポイントを得る目的で取引をしている方は、対象国の金利は常にチェックしておきましょう。
2.スリッページの発生リスク
FXでは、急激な変動により、注文時よりも大きく離れたレートで約定することがあります。
このような現象をスリッページと呼びます。注文よりも不利なレートで約定した場合、大きな損失を被ったり利益が大幅に減ったりするかもしれません。
なるべく、スリッページが発生しにくいFX業者を選ぶことをおすすめします。
為替レートが急激に変動した直後もスリッページが起きやすいので、取引は控えるようにしましょう。
IronFXでは、スリッページが発生しにくいので、安心してお取引いただけます!
3.FX業者のリスク
FX業者のシステム障害やサーバーのダウンにより、取引ができないことがあります。
システム障害やサーバーがダウンすると、新規注文ができないので、利益を得るチャンスを逃してしまいます。
保有しているポジションの売却もできないので、不利な方向へレートが動いた場合、想定外の損失が発生するかもしれません。
また、
一部のFX業者が経営難で破綻することがあります。
顧客からの資金管理方法によっては、取引をするために入金したお金が戻ってこないリスクがあります。
レバレッジやスプレッドといった取引条件だけでなく、サーバーダウンやシステム障害の頻度が少なくて信頼できるFX業者を選びましょう。
FX初心者が失敗しないための注意点
この章では、FX初心者が失敗しないための注意点を紹介します。
1. FXでは損するリスクもある
2. レバレッジが高いFX業者では損失額が大きくなることも
3. 追証の発生により借金のリスクがある
それぞれの注意点について順番に見ていきましょう。
FXでは損するリスクもある
FXでは、保有した売買方向のポジションを持っていた場合、損失を被るリスクがあります。
例えば、米ドル円が上昇すると予測して1米ドル150円で買ったケースで考えてみましょう。
為替レートが値上がりすれば利益を得られますが、逆に値下がりすると損失が発生します。
新規注文と逆方向に為替レートが動いたら損失が発生する点は理解しておくべきです。
レバレッジが高いFX業者では損失額が大きくなることも
レバレッジが高いFX業者では、証拠金が少なく済むので、たくさんのポジションを保有できます。
多くの利益を狙える反面、為替レートが注文と逆方向に動いた場合に大きな損失を被る可能性があります。
例えば、60万円の資金がある状況で米ドル円(1米ドル150円の場合)を取引するケースで考えてみましょう。
レバレッジが25倍のFX業者では、60万円の資金があれば1ロットまでのポジションを保有できます。
一方、レバレッジ1,000倍のFX業者であれば、最大40ロット(400万通貨)のポジションを保有可能です。
60万円×25倍÷150円=10万通貨(1ロット)
60万円×1,000倍÷150円=400万通貨(40ロット)
以下の表を見ればわかるように
40ロットで取引をした場合は、多くの損失が発生する可能性があります。
取引量/値幅 | -1pips | -10pips | -100pips |
1ロット(10万通貨) | -1,000円 | -1万円 | -10万円 |
40ロット(400万通貨) | -4万円 | -40万円 | -400万円 |
FXの取引で損失リスクを減らしたい場合は、ロットを抑えましょう。
追証の発生により借金のリスクがある
FXでは、何らかの理由で為替レートが急激に変動した際に、ロスカットが遅れることがあります。
その場合、
含み損がどんどん拡大するため、口座の資金以上の損失が発生する可能性があります。
そして、
国内FX業者では、ロスカットが遅れると追証が発生することがあるので注意してください。
追証とは、証拠金維持率がロスカット水準を下回っている場合に、証拠金の不足額を期限までに入金しなければならない制度のことです。
足りない証拠金を入金すれば、引き続きポジションを保有できます。しかし、期限までに足りない証拠金を入金できなかった場合、ポジションは強制的に決済されるので、大きな損失を被ります。
そして、足りないお金については、FX業者から借金を負うことになるのです。
ただし、海外FXでゼロカットシステムを導入している業者で取引をしている場合は、追証を避けることができます。
なぜなら、ゼロカットシステムを導入しているFX業者なら、残高がマイナスになっても足りない金額を補填するからです。
つまり、FXで借金を負うリスクを避けたいのであれば、ゼロカットシステムを導入している海外FX業者を選びましょう。
まとめ:追証のないFX業者を探しているならIronFXがおすすめ
FXでは、基本的に為替レートを予測して、買値と売値の差額により利益を狙います。また、レバレッジをかけて、多くの利益を狙うことができます。
資金の少ない人がFXで多くの利益を狙いたい場合は、海外FX業者のIronFXがおすすめです。IronFXは、最大1,000倍のレバレッジで取引できます。3種類の入金ボーナスキャンペーンも開催しているので、もらったボーナスを元手に多くの利益を狙えるでしょう。ゼロカットシステムを導入しているため、借金を負うリスクもありません。FXが初めての方でも安心して取引ができるでしょう。
