昨日の米国時間では、ベイリーBOE総裁、パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁が、いずれもインフレ圧力が経済に持続していることを主張し、現在の経済状況を踏まえ、中央銀行のトップがさらなる利上げを示唆した。特にラガルドECB総裁は、インフレがピークに達したと主張する可能性は低いと述べた。
昨日FRBが実施した米大手銀行25行に対するストレステストでは、景気下落の際、銀行は確かに「強く、回復力がある」ことが示された。興味深いことに、U.S.バンコープとシチズンズは、「試験」でストレス資本水準が最も低かった数少ない銀行のひとつである。
昨日のEIA原油在庫は-960.3万バレルと大幅な減少を示し、予想以上の減少が原油需要の増加を示唆したため、原油価格を上昇材料した。 本日の欧州市場では、ECBの積極的な金利政策にもかかわらず、市場アナリストはドイツの消費者物価指数速報値が引き続き上昇すると予想している。 米国株式市場では、アップルの株価が過去最高値を更新し、時価総額が3兆ドルに達する勢いである。さらに、マイクロソフトによる約690億ドル相当のアクティビジョン買収を阻止するため、FTCとマイクロソフトの間で裁判が継続されていることにも注目したい。
その他の注目材料
本日の欧州市場では、スウェーデンのリクスバンクの金利決定、ユーロ圏の景況感および消費者心理指標、カナダの6月ビジネスバロメーター、ドイツの6月消費者物価指数速報値が発表される。米国時間には、米国の週間新規失業保険申請件数が発表され、米国の第1四半期GDP確定値が発表される。マッコールECB委員、ボスティックアトランタ連銀総裁、テンレイロBOE 金融政策委員会委員のスピーチが予定されている。明日のアジア市場では、日本から6月の東京都消費者物価指数と5月の鉱工業生産(速報値)が、中国からは6月のNBS製造業PMIが発表される。
EUR/USD 4時間チャート

Support: 1.0855 (S1), 1.0695 (S2), 1.0525 (S3)
Resistance: 1.1000 (R1), 1.1175 (R2), 1.1370 (R3)
USD/JPY 4時間チャート

Support: 141.90 (S1), 141.55 (S2), 140.20 (S3)
Resistance: 144.80 (R1), 146.10 (R2), 147.30 (R3)



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