原油価格は、OPEC+グループによるサプライズ減産を受け、昨日の上昇を維持し、さらに上昇する恐れがある。アナリストは、この商品の価格が年末までに1バレルあたり95ドルから100ドルに達すると推測している。このような状況は、世界的なインフレ圧力を助長し、中央銀行はさらなる金融引き締めを余儀なくされ、経済活動に悪影響を及ぼし、景気下落を引き起こす可能性もある。
3月のISM製造業PMIによると、米国の経済活動は再び縮小し、パンデミック後の最低水準に達し、昨日は全面的に米ドル安が進んだ。 当社では、過去最高の販売台数を記録したテスラの株価が、利益率への懸念から急落したこと、マクドナルドがリストラ計画の一環としてレイオフを準備しているとWSJが報じたことに注目し、原油会社の上昇を背景に米国株式市場が上昇したことを伝えている。
一方、米国では、予想通りRBAが景気動向を見極めるため3.6%の据え置きを継続し、ロウ総裁の発言で金利がピークに達することを示唆した。 また、ニュージーランド準備銀行の金利決定が発表され、25bpの利上げに踏み切ると予想されており、タカ派的な声明が発表されれば、ニュージーランドドルが上昇するだろう。
その他の注目材料
本日の欧州市場では、ドイツの2月貿易統計とユーロ圏の同月PPI率の発表に注目が集まる。米国では、カナダの貿易統計、米国では2月の工場受注とJOLTS求人数が発表される。また、原油投資家は、API週間原油在庫統計の発表に関心を寄せるかもしれない。テンレイロBOE 金融政策委員会委員、ピルBOEチーフエコノミスト、クックFRB理事、コリンズボストン連銀総裁のスピーチが予定されていることに注意したい。明日のアジア時間では、メスタークリーブランド連銀総裁とフィリップロウRBA総裁のスピーチが予定されていることに注意したい。
GBP/USD 4時間チャート

Support: 1.2270 (S1), 1.2115 (S2), 1.1925 (S3)
Resistance: 1.2465 (R1), 1.2660 (R2), 1.2865 (R3)
USD/CAD 4時間チャート

Support: 1.3335 (S1), 1.3230 (S2), 1.3140 (S3)
Resistance: 1.3465 (R1), 1.3560 (R2), 1.3655 (R3)




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