本日、4月の米国ISM製造業PMIを皮切りに、重要な金融政策の発表が続く忙しい週を迎える中、米ドルは他の通貨に対して比較的横ばいで推移しているようだ。 通貨ペア市場では、先週金曜日の日銀のハト派的な金利決定による円安が続いていることに加え、明日のアジア時間でRBAの金利決定が発表されることに注目している。
RBAは3.6%に据え置くと予想されており、利上げ路線の終了を示唆した場合、豪ドルがいくらか値を戻すことに注意したい。 また、中国の4月のNBS製造業PMIが低下し、中国の製造業における経済活動の縮小を示唆したことは、人民元、豪ドル、原油価格に悪影響を与えるだろう。
その他、米国株式市場は、リスク選好の傾向を示唆する楽観的な見方を示していることに注意したい。
その他の注目材料
米国時間には、カナダの製造業PMIと米国の4月ISM製造業PMIが発表される。また、SVB破綻に関するFEDの内部レビューの発表にも注目。
今週の指数発表:
火曜日:欧州では、英国の全国住宅価格(前月比)、チェコのGDP速報値、ユーロ圏の消費者物価指数速報値(いずれも4月分)、米国の3月工場受注に注目が集まる。 水曜日:トルコの4月の消費者物価指数、CNBの金利決定、米国時間には、米国の4月のISM非製造業PMI、そしてこの日のハイライトとなるFRBの金利決定が予定されている。 木曜日:ニュージーランドの第1四半期HLFS失業率、オーストラリアの3月貿易統計、中国の4月Caixin製造業PMI、英国のサービス業PMI、米国の週次初期失業保険申請件数、カナダの3月貿易統計、金融面ではユーロ圏のECBとノルウェーのノーゲスの金利決定が発表される。 金曜日:米国の4月雇用統計とカナダの同月雇用統計が発表される。
USD/JPY 4時間チャート

Support: 135.15 (S1), 132.85 (S2), 130.50 (S3)
Resistance: 137.55 (R1), 140.65 (R2), 142.45 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Support: 0.6575 (S1), 0.6490 (S2), 0.6400 (S3)
Resistance: 0.6640 (R1), 0.6700 (R2), 0.6790 (R3)


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