ISM製造業PMIでは、4月も経済活動の縮小が指摘されたが、当初の予想ほどではなかったため、米ドルは他の通貨に対して少し上昇した。 このため、投資家は水曜日のFRBの金利決定に注意を払うと思われる。 一方、日本円は米ドルに対してだけでなく、15年ぶりの安値をつけたユーロに対しても下落基調を続けた。これは、日本円投資家が日銀の安定したハト派姿勢に失望し、金融政策の見通し差を拡大させる傾向があるためだ。
日本円とは対照的に、豪ドルは今日のアジア時間の後半に、RBAが市場を驚かせ、さらに25bpの利上げを行ったことから急騰した、市場の予想ではRBAは据え置きだったことを思い出したい、したがって今日の金融政策の差は豪ドルにさらに有利に拡大した。 ロウ総裁は、「オーストラリアのインフレ率はピークを過ぎたが、7%はまだ高すぎる」と述べ、一旦停止していた利上げを再度決定したことを説明した。また、RBAはフォワードガイダンスにおいて、「合理的な時間枠でインフレ率が目標に戻ることを確実にするために、金融政策の更なる引き締めが必要になる場合がある」と述べ、同銀行の意図にタカ派的な要素があることを示した。
米国株式市場は昨日、さまざまなシグナルが交錯する中で1日を終えた。投資家は引き続き、米国経済の下落に対する市場の懸念と発表される決算報告書の間を行き来することになると思われる。本日は、ファイザー(#PFE)、Lyft、Uberなどの決算報告書の発表に注目が集まる。
その他の注目材料
本日の欧州市場では、ドイツの3月小売売上高成長率、英国の4月ネーションワイド住宅価格、チェコの第1四半期GDP速報値、ドイツと英国の4月製造業PMI最終値、ユーロ圏の4月消費者物価指数速報値の発表が予定されている。米国時間には、米国から3月の工場受注増加率と同月のJOLTS求人倍率の発表があり、原油投資家にとってはAPI週間原油在庫統計がより関心を引くかもしれない。明日のアジア時間では、ニュージーランドの第1四半期雇用統計の発表に注目したい。
USD/JPY 4時間チャート

Support: 135.15 (S1), 132.85 (S2), 130.50 (S3)
Resistance: 137.55 (R1), 140.65 (R2), 142.45 (R3)
AUD/USD 4時間チャート

Support: 0.6700 (S1), 0.6640 (S2), 0.6575 (S3)
Resistance: 0.6790 (R1), 0.6865 (R2), 0.6935 (R3)



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