RBAの金利決定：利上げか否か

米国経済のインフレが冷え込む兆しを示す指数が発表されたことで、投資家は水曜日の6月FRB議事録と金曜日の6月雇用統計の発表を前に、FRBの利上げ路線を再考した。

米国株式市場は市場心理の改善から恩恵を受け、ダウ、ナスダック、S&P500という米国株式市場の主要3指数すべてが上昇した。米国株では、テスラが第2四半期に予想を上回る過去最高の販売台数を記録したことが株価を上昇材料した。鈴木財務相は金曜日に新たな警告を発し、円相場を上昇させるために市場介入を行う可能性を示唆した。日本株に関しては、日経平均株価は33年ぶりの高値を更新し、楽観的な見方が広がっている。

Aussie traders are focusing on RBA’s interest rate decision, due out during tomorrow’s Asian session. The bank is expected to remain on hold at 4.10% and currently, AUD OIS imply a probability of 62% for such a scenario to materialize. Yet there seems to be wide uncertainty, as a 25-basis points rate hike is also possible. Should the bank remain on hold as expected we may see AUD slipping while a possible rate hike could take the markets by surprise and asymmetrically support AUD. Considerable attention is also expected to be placed on RBA Governor Lowe’s accompanying statement and a hawkish tone could support AUD. AUD/USD rose and stabilized between the 0.6620 (S1) support line and the 0.6700 (R1) resistance line. Given that the price action has broken the downward trendline guiding the pair since the 16 現在、豪ドルOISはこのシナリオが実現する確率を62%としている。しかし、25bpの利上げの可能性もあるため、不透明感は大きい。

その他の注目材料

本日の欧州市場では、ドイツの5月貿易統計とニュージーランドの生乳入札が発表される。明日のアジアでは、オーストラリアと日本の最終総合PMI、中国の6月Caixinサービス業PMIが発表される。

今週の指数発表：

FRBが6月定例理事会の議事録を発表する。木曜日：オーストラリアの5月貿易統計、ドイツの同月鉱工業受注、米週間新規失業保険申請件数、カナダの5月貿易統計、米6月ISM非製造業PMIが発表される。金曜日：ドイツの5月鉱工業生産、英国の6月ハリファックス住宅価格、スウェーデンとノルウェーの5月GDP、そして米国の6月雇用統計とカナダの同月雇用統計が発表される。