昨日、米ドルは他の通貨に対して少し上昇したが、全体的な動きは、相対的に安定したものになる傾向があった。本日は、多くの市場が休場となるため、薄商いの状態が続くだろう。 本日の主な発表内容は、3月の米雇用統計と予想されており、市場の相対的な不活発さは、嵐の前の静けさのような傾向がある。現在、非農業部門雇用者数(米国非農業部門雇用者数)は2月の31万1000人から23万9000人に減少し、失業率は3.6%で横ばい、平均所得の伸び率は2月の4.6%から4.3%に鈍化すると予想されている。 特に今週は、2月のJOLTS求人数が1000万人を下回り、3月のADP雇用統計全米雇用者数が予想以上に減少し、さらに週間新規失業保険申請数が予想以上に増加するなど、米雇用市場のタイトさが緩和されることを示唆する雇用指数が発表されたため、米国非農業部門雇用者数値がそれぞれの予想に合致すれば、投資家を失望させ米ドル安をもたらすかもしれない。
一方、失業率が3.6%に据え置かれた場合、米国雇用市場の逼迫感が依然として強いことを意味し、歴史的に最も低い失業率の水準であることから、米国雇用市場に対する市場の懸念が抑制されるだろう。
全体として、実際の指数が予測を満たすべきだが、私たちは、FRBが大幅に影響を受けることはないと予想しており、今回の発表は、FRBが望むなら、再利上げを進めることを阻止するためのものだと考えている。
その他の注目材料
本日は、3月の米雇用統計の発表を除き、カトリックのイースター(復活祭)の影響もあり、やや静かな金曜日となることが予想される。月曜のアジア時間では、日本の2月の経常収支の発表に注目したい。
EUR/USD 4時間チャート

Support: 1.0855 (S1), 1.0695 (S2), 1.0530 (S3)
Resistance: 1.1000 (R1), 1.1140 (R2), 1.1270 (R3)
USD/JPY 4時間チャート

Support: 129.75 (S1), 127.55 (S2), 125.05 (S3)
Resistance: 132.85 (R1), 135.15 (R2), 137.90 (R3)



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