海外FXに挑戦したいけど未成年はダメだろうか…そのような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
大きな利益を狙える投資として注目を集めている海外FX。
大学生でも大きな利益を得ている人もいるなど、若い世代からも人気の高い投資です。
中には、未成年や高校生でも海外FXにチャレンジしたいという方もいるでしょう。
条件によっては、未成年や高校生は海外FXが可能です。
この記事では、未成年や高校生でも海外FXはできるのか、またそのメリットやデメリットを分かりやすく解説します。
未成年や高校生でも海外FXできる?
FXとは「外国証拠金取引」とも呼ばれる、通貨の為替差益を利用して利益を得る方法です。
例えば、1ドル=100円の時にドルを購入し、1ドル=120円になった時にドルを売却して円にすることで20円の利益を得られます。
レバレッジ取引ができるFXは少ない資金でも大きな利益を狙える投資として、若い世代にも人気があるのです。
FXをする場合、国内の取引所を利用する「国内FX」と海外の取引所を利用する「海外FX」の2種類があります。
海外FXは国内FXよりも高いレバレッジ取引ができることからも人気が高まっているのです。
中には、「お小遣いを活用したい」「投資の勉強をしたい」などの理由で、未成年や高校生でも興味を持っている方も多いものです。
近年は保護者側から「投資やお金の勉強を若いうちからさせたい」と利用を検討する方も増えている傾向があります。
若い世代でも高額な取引ができる海外FXとはいえ、高校生や未成年は利用できるのでしょうか。
年齢制限の有無は業者によって異なる
基本的には、18歳以上であれば未成年や高校生であっても利用できる海外FXが多いでしょう。
以前は日本も20歳以上を成人としていましたが、現在では18歳以上を成人としています。
海外でも18歳以上を成人とする国が多いため、18歳以上であれば利用できる可能性が高いのです。
ただし、年齢制限は取引所によって異なり、年齢条件を満たしていても高校生では利用できない場合もあるので注意が必要です。
また、海外FXを利用するには取引所で口座開設をする必要があります。
口座開設の際に本人確認書類などが必要になり、未成年の場合は必要書類の準備に時間が掛かるので事前に確認しておくとスムーズに手続きできるでしょう。
高校生でも取引できる業者もある
高校生でも18歳に達していれば利用できる業者がほとんどです。
国内FXの場合は、親の同意書が必要なケースが多いですが、海外FXの場合は同意書なしで口座を開設できる業者も多くあります。
大学生は取引できる業者が多い
年齢制限さえ満たしていれば申込できるため、ほとんどの大学生は海外FXを利用できます。
ただし、業者によっては学生やフリーターなどは審査に通らない可能性もあるので注意しましょう。
未成年が海外FXするメリット
未成年が海外FXすることにマイナスなイメージを抱いている方も多いでしょう。
しかし、海外FXは未成年でも安心して利用できるなどメリットも多くあります。
未成年や大学生が海外FXするメリットには、次のようなことが挙げられます。
・国内FXより口座開設しやすい
・ゼロカットシステムで安心できる
・人生の早いタイミングでお金について勉強できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
国内FXより口座開設しやすい
国内FXの場合、多くの取引所で年齢制限があるうえに親の同意書が必要というケースが一般的です。
海外FXは「自己責任」という認識が強いため、親の同意書が不要という取引所も多く、未成年でも口座開設しやすいというメリットがあります。
ゼロカットシステムで安心できる
海外FXにマイナスなイメージを持たれる方の多くが「失敗したら高額な借金を背負うのでは」と思われているものです。
しかし、海外FXには「ゼロカットシステム」という制度があり、借金を追う心配なく取引できるというメリットがあるのです。
ゼロカットシステムとは、万が一、損失が出て口座残高がマイナスになった場合でもマイナス分を業者がカバーしてくれる仕組みをいいます。
この仕組みがあることで、口座に預けたお金以上に損失が出ることはありません。
そのため、「投資に失敗して借金」という心配はないのです。
また、海外FXには資金以上の高額な取引の出来る「ハイレバレッジ取引」というメリットもあります。
国内FXのレバレッジが最大25倍に対して、海外FXでは1,000倍という会社も珍しくありません。
投資に充てられる金額の少ない未成年でも高額な取引ができ、ゼロカットシステムで借金の心配ないという点も海外FXの大きな魅力と言えるでしょう。
人生の早いタイミングでお金について勉強できる
海外FXの利用はお金の勉強にもなります。
投資の仕組みや相場・世界情勢などさまざまな情報を得る機会にもなるものです。
子供が自分のためというだけでなく、将来のために投資や資産運用に勉強を早い段階で積ませたいという保護者も増えています。
借金の心配のない海外FXなら保護者も安心して投資の勉強をさせられるでしょう。
未成年が海外FXするデメリット
メリットの多い海外FXですが、投資である以上デメリットもあります。
投資するうえでは、デメリットについて正しく理解したうえで慎重に判断することが重要です。
デメリットには、以下のような点が挙げられます。
・損失を出しても自分で責任が取れない
・学業が疎かになる
・利益を出しすぎて扶養から外れてしまう
損失を出しても自分で責任を取れない
万が一、損失を出してしまった場合、資金の乏しい未成年では金銭的な責任を取れない可能性があります。
損失が出てしまうと親や周りに迷惑を掛けてしまう点は、忘れずに取引するようにしましょう。
海外FXでは、ゼロカットシステムを採用している取引所であれば口座残高以上の負債を抱えることはないので、借金を親が肩代わりという事態は防げるでしょう。
しかし、口座残高分は損失が出てしまうものです。
特に、未成年や高校生や経験不足や熱中しすぎて冷静な判断を見失い損失を出しやすい傾向があるので注意しましょう。
学業がおろそかになる
海外FXは基本的に土日以外の24時間取引可能です。
スキマ時間にスマホから簡単に取引できるので、学業の間でも取引できるというメリットがあります。
しかし、取引に熱中するあまり本業の学業がおろそかになるケースもあるので注意が必要です。
FXを本格的にしようとすれば、常にチャートとのにらめっこが必要です。
また、損失分を取り戻そうや資金を稼ぐためのアルバイトの時間を増やし、アルバイト代をFXにつぎ込むケースもあります。
深夜帯や授業をさぼってFXや資金稼ぎのアルバイトに熱中して、学業がおろそかにならないように注意しましょう。
年収103万円以上で扶養から外れてしまう
学生や未成年の場合、親の扶養に入っている方がほとんどですが、利益を得すぎると扶養から外れてしまう点には注意が必要です。
年間の所得が以下の金額以上になると扶養から外れてしまいます。
・アルバイトの収入がある場合は、合計した所得が103万円以上
・それ以外は年間48万円以上
この額を超えると、親は扶養控除を利用できずに税の負担が増えてしまうのです。
また、親が会社で扶養手当などを貰っている場合も、金額によっては手当てが外れる可能性があります。
FXを始める前には、親にいくらまで利益を上げてもいいのかを一度相談してみるようにしましょう。
また、海外FXで利益を出すと、未成年や学生でも確定申告が必要です。
他の収入がない場合は年間38万円以上、アルバイト収入がある場合は年間20万円以上の収入があると確定申告しなければなりません。
確定申告を忘れると脱税扱いとなり、ペナルティが課せられるので忘れずに確定申告するようにしましょう。
海外FXが未成年でもできる? まとめ
未成年でも海外FXするメリット・デメリットについてお伝えしました。
未成年や学生であっても、申込年齢条件を満たしていれば海外FXが利用できます。
業者によって異なりますが、一般的には18歳以上を条件としているため、高校生でも利用できる可能性があります。
海外FXには、ゼロカットシステムを導入している業者が多く、借金の心配なく取引できるので未成年でも安心して挑戦できるでしょう。
この記事を参考に、未成年の海外FXについて理解して第一歩を踏み出してみましょう。
