海外FXで出金を行う場合、ネット銀行を利用するのはあまりおすすめできません。
一体、なぜおすすめできないのでしょうか。
本記事では、ネット銀行が海外FXの入出金には使いづらい理由や海外FXにおすすめ入出金方法についてご紹介します。
合わせて、海外FXの入出金時の注意点も紹介しますので、是非とも最後まで読んでいただき、ご自身の海外FX取引に役立ててみてください。
海外FXの入出金にネット銀行は使いづらい理由
窓口に行かなくても口座開設が可能であり、手軽に利用できることからネット銀行を利用しているという方も多いです。
そのため、海外FXの出金先としてネット銀行を使いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ネット銀行は海外FXの入出金にはあまり向いていません。
一体なぜ海外FXの入出金にネット銀行は使いづらいのでしょうか。
ここでは、海外FXの入出金にネット銀行が使いづらい理由について以下の通りご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。
・SWIFTコードを持っていないネット銀行が多い
・入金を拒否される可能性もある
SWIFTコードを持っていないネット銀行が多い
ネット銀行の多くは、SWIFTコードを持っていないケースが多いです。
SWIFTコードとは、海外送金などを行ううえで必要となるもので、国際標準化機構によって承認された金融機関を識別するためのコードのこと。
国内での送金にはSWIFTコードは必要ありません。
そのため、ネット銀行の多くは導入していないケースが多いのです。
しかし、海外送金を行うには、このSWIFTコードを持っている銀行でないと送金できない仕組みになっています。したがって、SWIFTコードを持っていないネット銀行の場合、そもそも海外FXからの出金を受け取れないのです。
海外FXの出金を海外送金にて対応したいと考える場合、SWIFTコードを持っている金融機関口座を指定する必要がある点は注意しておきましょう。
入金を拒否される可能性もある
SWIFTコードを持っている銀行でないと海外送金には対応できない点を解説しました。
しかし、SWIFTコードを持っている銀行であっても入金自体を拒否されてしまう可能性もある点もネット銀行がおすすめできない理由といえるでしょう。
例えば、ネット銀行の中には、自社グループの中にFX会社を持っているケースがあります。
海外FXはハイレバレッジが可能であり、ゼロカットシステムが利用できるなど、国内FX業者にはないメリットがあります。
国内FX業者からしてみれば、海外FX業者は目の上のたんこぶともいえるでしょう。
そのため、グループの方針として海外FX業者からの入金を拒否する可能性も考えられるのです。
このような理由から、海外FXの入出金にネット銀行は使いづらいといえるでしょう。
海外送金を利用するなら地方銀行がおすすめ!
ネット銀行が海外FXの入出金に向いていない理由をご紹介しました。
海外FXにおいて海外送金による出金を利用したいのであれば、地方銀行を利用するのがおすすめといえるでしょう。
海外送金を利用するには、SWIFTコードを持っている金融機関を利用しなくてはなりません。
大手メガバンクであれば、SWIFTコードを持っており、海外送金にも多数対応しているため、こちらを利用すれば良いと考える方も多いでしょう。
しかし、メガバンクの場合、金融庁からの圧力に弱い立場にあります。現状では、海外FX業者からの送金に対応していたとしても今後利用しにくくなる可能性も考えられるのです。
一方、地方第一銀行と呼ばれる地方銀行であれば、メガバンクと比べて金融庁からの圧力もそこまで強くありません。また、きちんとSWIFTコードを保有している銀行が多いため、おすすめできるでしょう。
但し、第二地方銀行や信金系となるとネット銀行と同様にSWIFTコードを持っていない金融機関が多く、海外送金に対応していないケースが多いです。
このような点から、海外FXで海外送金による出金を行いたいのであれば、地方銀行を利用するのがおすすめできるでしょう。
但し、現在、日本国内では、マネーロンダリング対策に力を入れているため、今後海外からの入出金に対して規制が強化される可能性も考えられます。
例え地方銀行であっても、海外送金がしにくくなる可能性もある点は注意しておきましょう。
海外FXでよく使われているおすすめの入出金方法
海外送金を利用するのであれば、地方銀行を利用するのがおすすめであることをご紹介しました。
では、実際に海外FXでよく利用されているおすすめの入出金方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、海外FXでよく使われているおすすめの入出金方法をご紹介します。
・クレジットカード
・bitwallet・STICPAY
・ビットコイン
クレジットカード
海外FXでは、クレジットカードによる入出金がよく利用されている方法としてあげられるでしょう。
クレジットカードでは、ショッピング枠を利用して海外FX業者宛に入金を行っています。キャッシングではなく、ショッピング枠での利用となるため、安心です。
通常のショッピング利用と同様に簡単に手続きでき、口座への入金もスピーディーに反映されるため、おすすめできる入出金方法といえるでしょう。
bitwalllet・STICPAY
bitwallletやSTICPAYといったオンラインウォレットを利用した入出金もおすすめできる入出金方法といえます。
bitwalletやSTICPAYに資金をチャージし、そこから海外FX業者へ送金する仕組みです。
クレジットカード入金と比べると手数料がかかってしまうものの、管理が簡単であり、海外送金と比べると入出金もスピーディーに完了できます。
こうした点からもおすすめできる入出金方法といえるでしょう。
ビットコイン
ビットコインによる出金もおすすめできる方法といえます。
海外FX業者でビットコインを購入して口座に振り込む方法で、24時間対応可能であり、手続きも簡単です。
口座への反映もほぼリアルタイムなため、使い勝手の良い方法といえるでしょう。
但し、ビットコインは価格が常に変動しているため、注意が必要です。
価格変動が激しく、価格変動によって損失が発生する可能性も考えられるでしょう。また、円へ換金する手数料なども想定されます。
こうした点も考慮したうえで利用するようにしましょう。
尚、海外FXの出金方法については以下の記事にて詳しく紹介しています。参考にしてみてはいかがでしょうか。
おすすめの入出金方法をご紹介しました。
海外FXにおいて入出金を行う場合には、いくつか注意しておきたい点があります。
ここでは、入出金時の注意点について以下の通りご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。
・入金と同じ方法で出金する
・ボーナスは出金不可
・金融庁の規制によって入出金方法は変化する
入金と同じ方法で出金する
海外FXでは、入金と同じ方法で出金する必要がある点は注意しておきましょう。
マネーロンダリング防止のため、入金と同一の方法としているケースが多いのです。
したがって、クレジットカードで入金した場合には、クレジットカードで出金しなくてはなりません。
また、クレジットカードで出金する際には「返金」扱いとなり、入金額と同額までしか出金できないため、注意しておきましょう。
但し、業者によっては、入金のみ国内銀行送金に対応可能といったように一方の方法のみ可能としているケースもあります。
後からトラブルにならないためにも、入出金方法については事前に確認しておくようにしましょう。
ボーナスは出金不可
ボーナスは出金できない点も注意しておきましょう。
海外FX業者では、口座開設時や入金時にボーナスクレジットが得られるケースが多いです。海外FX業者によってボーナスの消滅条件なども異なります。
事前に確認したうえで取引を行うようにしましょう。
金融庁の規制によって入出金方法は変化する
入出金方法は、金融庁の規制によって変化する可能性がある点は、注意が必要です。
日本は金融庁による規制が厳しいため、それまで利用できていた入出金方法が突然利用できなくなる可能性も考えられます。
万が一の場合も考えたうえで取引を行うようにしましょう。
まとめ
本記事では、海外FXにネット銀行が向いていない理由や海外FXでのおすすめの入出金方法などをご紹介してきました。
海外FXにおいては、入出金方法にも特徴があるため、入出金ルールを理解していないと後からトラブルに発展するケースも考えられるものです。
トラブルに発展して無駄な時間と労力を使わないためにも、入出金方法の仕組みについて理解したうえで、海外FX取引を行うようにしましょう。
